• 本

湖底の城 呉越春秋 7巻

出版社名 講談社
出版年月 2016年9月
ISBNコード 978-4-06-220245-9
4-06-220245-X
税込価格 1,760円
頁数・縦 255P 20cm
シリーズ名 湖底の城

商品内容

要旨

越王句践にも“ある男”がいた。謎多き人物、范蠡。ついに彼の物語が始まる。待望の第七巻!知られざる、古代中国の血湧き肉躍る物語。

おすすめコメント

宛出身の范蠡は12歳のときに家も家族も失う。彼はちょうど施氏を供の開、臼、雀中とともに訪れていたため、難を逃れたのだった。行くあてのない范蠡らは、父の親族の范季父がいるという越の会稽へ移り住む。范蠡は18歳の時に計然のもとで学び、ここで親友の種(のちの大夫種)を得て、二人は20代なかばにして太子・句践の側近となる。国主・允常が没し、3年の喪に服していた句践。呉が攻め入ってくるという風聞を耳にし、范蠡と大夫種に真相を確かめさせる。風聞が真実だと分かり、越は来たるべき呉との戦いに向けて準備をととのえ、そしてついに戦となる――。兵力で劣る越は、奇襲を行い、見事勝利を収める。闔慮のもとで栄えた呉は、名君を失い衰退へと向かっていくのだった。勝利を収めた越では、范蠡がその戦いの成果により邑を与えられ、句践の片腕となっていく。

著者紹介

宮城谷 昌光 (ミヤギタニ マサミツ)  
1945年愛知県蒲郡市生まれ。『天空の舟』で新田次郎文学賞、『夏姫春秋』で直木賞、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞、『子産』で吉川英治文学賞、『劉邦』で毎日芸術賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)