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〈学級〉の歴史学 自明視された空間を疑う

講談社選書メチエ 325

出版社名 講談社
出版年月 2005年3月
ISBNコード 978-4-06-258325-1
4-06-258325-9
税込価格 2,090円
頁数・縦 230P 19cm

商品内容

要旨

我々はどうして席に座って教師の話を聞いていたのか?それは教育の普遍的システムなのか?「崩壊」という事態は何なのか?近代の発明品「学級」の歴史性と限界を暴き、自明視された空間で暮らす子どもと教師を救済する。

目次

第1章 「学級」を疑う
第2章 「クラス」の誕生と分業される教師
第3章 義務教育制度の実現
第4章 学校組織の矛盾
第5章 日本の学校はいかに機能したか
第6章 学校病理の解明
終章 変わる学級制―共同体幻想からの脱却

おすすめコメント

クラスはいつ誕生したのか?教育の分業化はどう進展したのか?近代の発明品・学級を分析し、新たな方向を探る。

出版社・メーカーコメント

「学級崩壊」というより先に「学級」を疑え席に座って教師の話を聞く生徒。これは「学級」が近代に発明されて初めて自明になった制度である。その歴史性を暴き、比較文化的視点から幻想装置の本質を解明。

著者紹介

柳 治男 (ヤナギ ハルオ)  
1941年福岡県生まれ。九州大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科博士課程修了。教育学博士。九州大学助手、熊本大学助教授を経て、熊本大学教授。専門は教育社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)