• 本

旧暦で日本を楽しむ

講談社+α文庫 C188−1

出版社名 講談社
出版年月 2014年4月
ISBNコード 978-4-06-281553-6
4-06-281553-2
税込価格 759円
頁数・縦 269P 16cm

商品内容

要旨

「願はくは花のもとにて春死なんその如月の望月のころ」―そう西行が詠んだ“如月”とは2月じゃない?織姫と彦星が出会うはずの七夕はなぜ梅雨の真っ最中?赤穂浪士が吉良邸に討ち入ったのは12月14日じゃなかった?3月3日のひな祭りを祝うのに、ハウス栽培の桃の花しかないのはなぜ?…これらはすべて暦のいたずらによって起きたこと。失われつつある日本古来の季節感、花鳥風月を愛でる日本人の心を「旧暦」を通して蘇らせる。

目次

陰暦でめぐる忠臣蔵
初春(若菜摘みの季節がやってきた
木曾義仲を慕った松尾芭蕉)
春(西行忌と冬の桜
桃の節供を陰暦で迎える ほか)
夏(端午の節供
田の神と共に生きた日本人 ほか)
初秋(七夕こそぜひ旧暦で
岩手と東京の盂蘭盆会 ほか)
秋(東北の秋、東京の秋
中秋の名月と月見寺 ほか)
初冬(神在月と日本神話
浅草・長国寺の酉の市を歩く ほか)
冬(羽子板市と平日の蕎麦酒
去年今年貫くものは鐘の音)
初春(劇場の正月飾りと小正月の水木団子
豪雪の奥会津で伝統を受け継ぐ人々 ほか)

著者紹介

千葉 望 (チバ ノゾミ)  
1957年岩手県生まれ。1980年早稲田大学文学部日本文学専修。ノンフィクション・ライターとして、人物インタビューやルポ、書評などを執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)