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新しい左翼入門 相克の運動史は超えられるか

講談社現代新書 2167

出版社名 講談社
出版年月 2012年7月
ISBNコード 978-4-06-288167-8
4-06-288167-5
税込価格 990円
頁数・縦 259P 18cm

商品内容

要旨

なぜ理想は対立するのか。荒畑寒村、山川均、大杉栄、丸山眞男等思想史を代表する知識人が、マルクス、レーニン等の影響下、どのように社会活動を議論したのか―。社会を変革しようとした男たちを全く斬新なアプローチでヴィヴィッドに描く痛快社会学。

目次

第1部 「二つの道」の相克史戦前編(キリスト教社会主義対アナルコ・サンジカリズム―明治期
アナ・ボル抗争―大正期
日本共産党結成と福本・山川論争―大正から昭和へ
日本資本主義論争―昭和軍国主義時代
戦前における「下から」の事業的変革路線)
第2部 「二つの道」の相克史戦後編(共産党対社会党左派・総評
ソ連・北朝鮮体制評価の行き違い軌跡
戦後近代主義対文化相対主義―丸山眞男と竹内好)
第3部 「二つの道」の相克を乗り越える(市民の自主的事業の拡大という社会変革路線
「個人」はどのように作られ、世の中を変えるのか)

出版社・メーカーコメント

日本の近代から現在までの左翼活動の流れは、理論派と行動派の「二つの道」の相克にあった。個人が公共的で自立した社会を築くには―

著者紹介

松尾 匡 (マツオ タダス)  
1964年石川県に生まれる。1987年、金沢大学経済学部卒業。1992年、神戸大学大学院経済学研究科博士課程後期課程修了。経済学博士。久留米大学経済学部教授を経て、2008年より立命館大学経済学部教授。現代社会が抱える現実的な問題に強くコミットしつつ、高度な理論性を備えた実力は、学界のみならず近年メディアでも注目されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)