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はじめての森田療法

講談社現代新書 2385

出版社名 講談社
出版年月 2016年8月
ISBNコード 978-4-06-288385-6
4-06-288385-6
税込価格 990円
頁数・縦 212P 18cm

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要旨

仏教、禅の瞑想を応用したマインドフルネスが注目されているが、同様に東洋思想をルーツとした「心を整える」技法がある。神経症などの精神疾患の治癒に効果的な日本発祥の治療法に「森田療法」である。1919年に森田正馬医師によって創始されたもので、高い効果のある療法として医学的に認められている。その本質は、人が「あるがまま」に生きることを手助けすることだ。本書は、森田療法について、その歴史と、考え方や実際の方法のエッセンスを、精神医学に関心のなかった人にもわかりやすく解説した入門書である。著者は現在、森田療法研究所所長・北西クリニック院長。1979年から1995年まで、東京慈恵会医科大学附属第三病院にて森田療法の実践と研究に従事していた。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2016年10月04日]

商品内容

要旨

悩むことは、自然なこと。「あるがまま」で生きていく。日本由来の心理療法を、名医が分かりやすく解説。誰でもできる最新の治療法で、心がすーっと楽になる。

目次

第1章 森田療法の確立と展開(森田正馬の人生と森田療法
戦後の危機とその転換)
第2章 キーワードで知る森田療法のエッセンス
第3章 治療はどのように行われるのか(治療のスタート
初回面接―話を聞き、そこから問題点と解決法を示す
治療前期―変化を引き起こすこと
治療中期から後期―行き詰まりとその乗り越え
治療の終了へ
治ることについて)

おすすめコメント

森田療法の成り立ちから実際の治療効果までを、現代の悩める人に分かりやすく紹介する。入門書として最適の一冊。

著者紹介

北西 憲二 (キタニシ ケンジ)  
1970年東京慈恵会医科大学卒業。1972年スイスバーゼル大学・うつ病研究部門に留学。1979年から1995年まで東京慈恵会医科大学附属第三病院で森田療法の実践と研究に従事。その後成増厚生病院、日本女子大学教授を経て、現在森田療法研究所所長・北西クリニック院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)