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鉄炮伝来 兵器が語る近世の誕生

講談社学術文庫 2173

出版社名 講談社
出版年月 2013年5月
ISBNコード 978-4-06-292173-2
4-06-292173-1
税込価格 836円
頁数・縦 205P 15cm

商品内容

要旨

一五四三年、種子島に漂着したポルトガル人が鉄炮をもたらした―。この通説を文献と実物資料から検証し、歴史の流れを加速した新兵器の伝来と普及の真実を解明。戦国大名の贈答品として重宝された鉄炮は、いかに主要武器の地位を得たか。さらに朝鮮出兵によるアジアへの伝播、砲術武芸の成立まで、なおざりにされてきた「武器の歴史」に光をあてる。

目次

1 鉄炮伝来の実像―新兵器渡来の謎
2 西南戦国大名の新兵器受容―国内への伝播
3 東国の戦国大名と鉄炮―東国への波及
4 統一政権の成立と鉄炮の定着―小銃から大砲へ
5 海を渡った火縄銃―朝鮮王朝への伝播
6 徳川政権の誕生と火砲―動乱から平和へ
7 砲術武芸の成立―火薬製造法から秘伝書へ
8 日本鉄炮研究小史―立ちおくれた体系化

著者紹介

宇田川 武久 (ウダガワ タケヒサ)  
1943年東京都生まれ。國學院大学大学院博士課程修了。国立歴史民俗博物館教授を経て、同名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)