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探偵が早すぎる 上

講談社タイガ イB−01

出版社名 講談社
出版年月 2017年5月
ISBNコード 978-4-06-294071-9
4-06-294071-X
税込価格 745円
頁数・縦 278P 15cm
シリーズ名 探偵が早すぎる

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 犯人に同情しちゃう系ミステリ

     都内の私立高校に通う十七歳の女子高生である一華は、父親の死によって得た兆クラスの莫大の遺産のために身内から命を狙われるようになる。一華に仕える橋田が彼女の命を守るために、ある探偵に依頼をする。その探偵は、起こった事件を解決する探偵ではなく、事件自体を未然に防ぐ探偵だという……。本書は、起きた事件を解決するのが探偵という読者の常識を覆すミステリです。犯罪計画はかなりえげつないものが多いのに、ユーモラスな雰囲気のためか、計画者たちに同情を覚えてしまうのが印象的です。計画者たちのほとんどは好きになれるような性格ではないが、変な感情移入を起こしてしまい、どこかで彼らの成功を願っているのに気付いた。その歪んだ応援が、徐々に加熱していく複雑な罠と探偵のせめぎ合いを魅力的なものにしているように感じました。
     設定に驚き、トリックの多さに驚き、結末に驚く。三重の驚きが仕掛けられた強烈なミステリです。常識破りのミステリが、読者を挑発します。

    (2017年7月30日)

商品内容

要旨

父の死により莫大な遺産を相続した女子高生の一華。その遺産を狙い、一族は彼女を事故に見せかけ殺害しようと試みる。一華が唯一信頼する使用人の橋田は、命を救うためにある人物を雇った。それは事件が起こる前にトリックを看破、犯人(未遂)を特定してしまう究極の探偵!完全犯罪かと思われた計画はなぜ露見した!?史上最速で事件を解決、探偵が「人を殺させない」ミステリ誕生!

おすすめコメント

『その可能性はすでに考えた』の著者が仕掛ける究極の逆転劇! 父の死により莫大な遺産を相続した女子高生の一華。その遺産を狙い、一族は彼女を事故に見せかけ殺害しようと試みる。一華が唯一信頼する使用人の橋田は、命を救うためにある人物を雇った。それは事件が起こる前にトリックを看破、犯人(未遂)を特定してしまう究極の探偵! 完全犯罪かと思われた計画はなぜ露見した!? 史上最速で事件を解決、探偵が「人を殺させない」ミステリ誕生!

著者紹介

井上 真偽 (イノウエ マギ)  
東京大学卒業。神奈川県出身。『恋と禁忌の述語論理』で第51回メフィスト賞を受賞。『聖女の毒杯その可能性はすでに考えた』にて、再び各種のランキングを席巻し、「2017本格ミステリ・ベスト10」第1位となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)