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袋小路の休日

講談社文芸文庫Wide こA1

出版社名 講談社
出版年月 2016年9月
ISBNコード 978-4-06-295507-2
4-06-295507-5
税込価格 1,430円
頁数・縦 315P 17cm

商品内容

要旨

世に捨てられ老残の人生を送る著名な元雑誌編集者、不遇な映画監督、漂流する中国人青年、不器用なテレビ・タレント、都電、急激に変貌する東京の街…。一九六〇年以降、喪失してしまった日常の深部の塊は、雑文書きを狂言回しにして増殖してゆく。「隅の老人」「北の青年」「路面電車」「ホテル・ピカディリー」「街」など“時代の違和”を描く連作短篇小説七篇。

おすすめコメント

世に捨てられ老残の人生を送る著名な元雑誌編集者、不遇な映画監督、漂流する中国人青年、不器用なテレビ・タレント、都電、急激に変貌する東京の街…。一九六〇年以降、喪失してしまった日常の深部の塊は、雑文書きを狂言回しにして増殖してゆく。「隅の老人」「北の青年」「路面電車」「ホテル・ピカディリー」「街」など“時代の違和”を描く連作短篇小説七篇。

著者紹介

小林 信彦 (コバヤシ ノブヒコ)  
1932・12・12〜。小説家。東京生まれ。早大文学部英文科卒。1955年「近代文学」3月号に「白い歯車」を掲載。58年江戸川乱歩に推され中原弓彦の筆名で書評などを書き、「ヒッチコック・マガジン」編集長となる。66年『冬の神話』刊、この時より筆名が本名の小林信彦になる。73年、『日本の喜劇人』により芸術選奨新人賞受賞。2006年、『うらなり』にいたる業績で菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)