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満鉄全史 「国策会社」の全貌

講談社学術文庫 2572

出版社名 講談社
出版年月 2019年7月
ISBNコード 978-4-06-516272-9
4-06-516272-6
税込価格 1,298円
頁数・縦 306P 15cm

商品内容

要旨

南満洲鉄道株式会社(一九〇六〜一九四五)は、初代総裁後藤新平のもと、鉄道のみならず新聞、ホテル事業、調査機関と手を広げ、大陸支配の代名詞として君臨するに至る。だが「陽に鉄道経営の仮面を装い、陰に百般の施設を実行する」実質的な国家機関の実態は、政官軍の思惑に翻弄される迷走の連続だった。年表、首脳陣人事一覧、会社組織一覧付き。

目次

プロローグ―「国策会社」満鉄とは何だったのか
第1章 国策会社満鉄の誕生(満鉄創立
政党の浸透 ほか)
第2章 「国策」をめぐる相克(松岡洋右と国家改造
山本条太郎と満鉄中興の時代 ほか)
第3章 使命の終わりと新たな「国策」(満洲事変と満鉄の転換
蜜月の終わり ほか)
終章 国策会社満鉄と戦後日本(満鉄の終焉
満鉄の「戦後」)
エピローグ―現代日本にとっての満鉄

おすすめコメント

「陽に鉄道経営の仮面を装い、陰に百般の施設を実行する」実質的な国家機関として大陸政策を牽引した満鉄の誕生から崩壊まで。

著者紹介

加藤 聖文 (カトウ キヨフミ)  
1966年愛知県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業後、証券会社勤務を経て、早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。専門は日本近現代史、歴史記録(アーカイブズ)学。人間文化研究機構国文学研究資料館准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)