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ロミオとジュリエットと三人の魔女

出版社名 講談社
出版年月 2021年11月
ISBNコード 978-4-06-525741-8
4-06-525741-7
税込価格 1,925円
頁数・縦 316P 19cm

商品内容

要旨

時は一五八八年。ヨーロッパはアドリア海に浮かぶ小さな島国イリリアに、一人の青年がたどり着いた。その名はウィリアム・シェイクスピア。海軍大臣一座で役者をしていたものの、かのエリザベス女王に演技をこき下ろされて絶望の末、放浪の旅に出ていた男は、島の名家・オーシーノ公爵家でヴェローナからやってきた美男美女カップルに出会う。だが、二人の間には不穏な空気が流れ、そこに緑の妖精がかけた魔法で、彼自身もその渦中に巻き込まれることに…!さらに、母国イギリスと大国スペインの無敵艦隊の衝突によるアルマダの海戦によってイギリス軍のでっぷり太った逃亡兵が島に流れ着き、それをかつてムーア人に仕えていたヴェネツィア生まれの分隊長が追ってきて、イリリア中が大混乱に陥るが―。シェイクスピア劇のオールスターキャストによる、奇跡のようなドタバタ劇!

出版社・メーカーコメント

ロミオとジュリエットとフォルスタッフとイアーゴーとヴァイオラとシャイロック……さらにはシェイクスピアまでが一堂に会して、どたばたを繰り広げる。あの世界的名作群の誕生秘話が、今明かされる!?

著者紹介

門井 慶喜 (カドイ ヨシノブ)  
1971年群馬県桐生市生まれ。栃木県宇都宮市にて育つ。同志社大学文学部卒業。2003年、「キッドナッパーズ」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。’16年に『マジカル・ヒストリー・ツアー ミステリと美術で読む近代』で日本推理作家協会賞(評論その他の部門)、同年咲くやこの花賞(文芸その他部門)を受賞。’18年に『銀河鉄道の父』で第158回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)