裁判官も人である 良心と組織の狭間で
講談社文庫 い86−3
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2025年2月 |
ISBNコード |
978-4-06-538291-2
(4-06-538291-2) |
税込価格 | 990円 |
頁数・縦 | 384P 15cm |
商品内容
要旨 |
裁判官も我が身は大事、出世だってしたいはず。だが、彼らの保身や組織防衛のために、判決が歪められるとしたら―原発再稼働の可否を決め、死刑宣告をする。神ならぬ身で重責を担うエリートたちはそのとき何に悩み、裁きを下すのか。隠されてきた裁判官の「素顔」を明らかにした傑作ノンフィクション。 |
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目次 |
第一章 視えない統制 |
出版社・メーカーコメント
エリートが組織の「犬」になった瞬間!最高裁に逆らったら法曹界追放、原発差し止めで出世は絶望、警察リークを盲信で冤罪……。正義の神でもなければ、AIでも六法全書でもない。隠されてきた「ナマ臭い」裁判官の素顔を暴き出す傑作ノンフィクション!原発再稼働の可否を決め、死刑宣告をし、「一票の格差」について判断を下す−−裁判官は、普通の人には想像できないほどの重責を負う。その重圧に苦悩する裁判官もいれば、個人的な出世や組織の防衛を優先する裁判官もいる。絶大な権力を持つ「特別なエリート」は何を考え、裁いているのか?出世欲、プライド、正義感、情熱…生々しい感情が渦巻く裁判官の世界。これまで堅く閉ざされていたその扉を、粘り強い取材が、初めてこじ開けた。「週刊現代」連載時から大きな反響を呼んだノンフィクションが文庫化!日本エッセイスト・クラブ賞受賞。