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救急医からの警告

出版社名 日刊現代
出版年月 2025年4月
ISBNコード 978-4-06-539417-5
4-06-539417-1
税込価格 1,650円
頁数・縦 231P 19cm

商品内容

要旨

救急車では本人の意思にかかわらず蘇生を試みる。“医療制度の歪み”を知っているかどうかで人生の最期が大きく変わる。家族が倒れてからでは遅い!命の平等は既に失われている。命の最後を決めるときに知っておきたいこと。

目次

第1章 誰も教えてくれない救急医療の裏側(「延命治療」や「高度な医療」には負の側面がある
救急時に「高度な治療」を選ぶということ ほか)
第2章 医師が明かす延命治療の真実(「生きる意味、死ぬ覚悟」を改めて問う
「蘇生を試みない」という選択肢もある ほか)
第3章 医療現場の「常識」と「非常識」(ランキング、手術実績…。表面的な「数字」を鵜呑みにするのは危険
信頼できる病院に出会うための心得 ほか)
第4章 人生100年時代の健康管理法(「特定健診」が教える長寿の秘訣
見た目が若くても高齢者並み!?「血管年齢」と「骨密度」 ほか)
第5章 重症患者「日本」の病巣(岐路に立つ「長寿国」日本の医療
財政難と揺らぐ「国民皆保険」 ほか)

出版社・メーカーコメント

救急車で言われる「高度な治療を望みますか?」という質問。もし、この言葉の本当の意味を知らなければ、多くの人は「はい」と回答するのではないでしょうか。この言葉の真意、それは、「ありとあらゆる手段を使い、蘇生を試みますか?」ということなのです。高齢の方に蘇生を試みる際は、心臓マッサージにより肋骨の骨が折れるなどの大きな苦痛を伴うことがあります。ではなぜ救急隊員は「高度な治療」というあいまいな言い方をするのでしょうか。そこには、日本の医療制度などのさまざまな問題が絡み合っています。救急医療の現場から見える「命の真実」−−もしもの時に後悔しないために、救急医であり、長年現場に立ち続けた医師が伝える真実の1冊です。目次第1章 誰も教えてくれない救急医療の裏側第2章 医師が明かす延命治療の真実第3章 医療現場の「常識」と「非常識」第4章 人生100年時代の健康管理法第5章 重症患者「日本」の病巣

著者紹介

鹿野 晃 (カノ アキラ)  
医療法人社団 晃悠会 むさしの救急病院 理事長・院長。医療法人社団 晃悠会 ふじみの救急病院 名誉院長。2002年藤田医科大学医学部卒業。青梅市立総合病院(現・市立青梅総合医療センター)救命救急センター医長などを経て、医療法人社団晃悠会を設立。2024年にはむさしの救急病院を開院し、院長に就任した。「すべては患者さんのために」を理念に掲げ、医療における理想のスピード、コンビニエンス、コミュニケーションの実現のために、24時間365日、誰でもいつでもためらわずに受診できる体制や専属の救急車の活用などを通して、訪れるすべての方に、信頼され、心温まる病院づくりに尽力している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)