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戦後80年わたしは、この言葉を忘れない

出版社名 日刊現代
出版年月 2025年8月
ISBNコード 978-4-06-540815-5
4-06-540815-6
税込価格 1,760円
頁数・縦 245P 19cm

商品内容

要旨

「戦時用語」とは何だったのか。夥しい数の兵士と国民を、死へといざなった言葉。戦時下、なぜこの呪縛から逃れられなかったのか?昭和史研究の第一人者がその真実を解き明かす!

目次

はじめに 「戦争の時代」の主役を務めた7つの用語
第1部 国民を呪縛した7つの戦時用語(非国民
玉砕
皇国
兵隊さんよありがとう
隣組
本土決戦
国民は無色)
第2部 死んでいった兵士たち、生き残った兵士たち(戦陣訓
きけわだつみのこえ
兵士たちの戦場体験)
おわりに いま、「昭和の大戦」という言葉が持つ意味

出版社・メーカーコメント

まもなく「昭和100年」、あるいは「戦後80年」の節目の年がやってくる。戦後、世界は平和になったのだろうか。ロシアによるウクライナへの侵略戦争、ハマスに対するイスラエルの虐殺ともいうべき執拗な攻撃、中国と台湾の緊張などをみたときに、戦後の平和は束の間だったことに打ちのめされる。 そこで、再び、戦争の時代にならないように、何に注意しなければいけないのか。近代日本史の戦争の時代には、呪われたような「用語」が使われた。「非国民」「玉砕」「皇国」「隣組」「本土決戦」「国民は無色」「兵隊サンありがとう」などだ。このほかにも、「アカ」「兵隊検査」「大本営発表」「配給」「聖旨」などもある。これらの用語はなぜ、出てきたのか、なぜ、流布されたのか。そこに巧妙な洗脳があったのである。本書において著者・保阪正康氏は、こうした呪われた「用語」を通じて、戦争の時代の狂気を暴き出す。このような語が今後の日本社会で主役に躍り出てはいけない。戦後80年、日本社会はこうした用語を社会の公認の語とすることはなかった。その誇りをこれからも守り続けなければならない−−と。 −主な内容−呪われた戦時用語から読み解く昭和史の暗黒◆第1章 「非国民」という言葉が持った暴力性◆第2章「玉砕」という言葉で責任回避した軍官僚◆第3章 荒木貞夫が言い出した「皇国」◆第4章 戦時歌謡になった「兵隊サンありがとう」◆第5章「隣組」で進んだ天皇神格化◆第6章「本土決戦」死体を見せて戦意を喪失させるのが狙い◆第7章 東條英機が豪語した「国民は無色」◆第8章 従軍した日本軍の兵士たちの証言

著者紹介

保阪 正康 (ホサカ マサヤス)  
1939年北海道生まれ。近現代史研究家、ノンフィクション作家。同志社大学文学部卒。1972年『死なう団事件』(角川書店刊)で作家デビュー。2004年個人誌『昭和史講座』の刊行などにより、第52回菊池寛賞を受賞。2017年、『ナショナリズムの昭和』(幻戯書房刊)で第30回和辻哲郎文化賞を受賞。膨大な数の証言取材に基づいた近現代史の実証的研究において、高い評価を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)