• 本

愉悦の蒐集ヴンダーカンマーの謎

集英社新書 ヴィジュアル版 005V

出版社名 集英社
出版年月 2007年9月
ISBNコード 978-4-08-720409-4
4-08-720409-X
税込価格 1,100円
頁数・縦 222P 18cm

商品内容

要旨

博物館の元祖であるヴンダーカンマー(不思議の部屋)は、一六〜一八世紀ヨーロッパで盛んに造られた。そこにはいわゆる美術品、貴重品の他に、一角獣の角、人相の浮かび上がった石など珍奇で怪しげな品々が膨大に陳列されていた。それは、この世界を丸ごと捉えようとしたルネサンス的な一切智、万能主義のあり方を示しており、今日の細分化された学問の対極にあるともいえる。本書は、ヴンダーカンマーを再発見し、かつての愉悦に充ちた知を取り戻そうとする試みである。本邦初公開の珍しい写真・図版等を多数掲載する。

目次

第1章 遊べ!ヴンダーカンマー
第2章 宇宙の調和を求めて
第3章 術のある部屋
第4章 ヴンダーカンマー縦横無尽
第5章 バロックの部屋にて
第6章 ヴンダーカンマーの黄昏

出版社・メーカーコメント

「不思議の部屋」の怪しい世界! カラー図版多数掲載博物館の元祖ともいえる「不思議の部屋」は、16〜18世紀ヨーロッパで盛んに造られ、珍奇な品々が膨大に陳列されていた。本書はヴンダーカンマーを再発見し、かつての愉悦に充ちた知を取り戻す試みである。

著者紹介

小宮 正安 (コミヤ マサヤス)  
1969年東京生まれ。横浜国立大学教育人間科学部准教授。東京大学大学院欧米系文化研究専攻博士課程満期単位取得。専門はドイツ文学、ヨーロッパ文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)