• 本

不幸な国の幸福論

集英社新書 0522

出版社名 集英社
出版年月 2009年12月
ISBNコード 978-4-08-720522-0
4-08-720522-3
税込価格 792円
頁数・縦 238P 18cm

商品内容

要旨

経済は破綻し格差は拡大する一方、将来への希望を持つことが難しい日本にあって、「幸せ」は遠のくばかりと感じている人は多い。しかし、実は日本人は自ら不幸の種まきをし、幸福に背を向ける国民性を有しているのではないか―。精神科医、心理学者でもある作家が「幸せになれない日本人」の秘密を解き明かし、幸福になるための発想の転換法を伝授する。追い求めている間は決して手にいれることのできない「幸福」の真の意味を問う、不幸な時代に必読の書。

目次

第1章 幸福を阻む考え方・生き方(「考えない」習性が生み出す不幸
他者を意識しすぎる不幸)
第2章 「不幸増幅装置」ニッポンをつくったもの(経済最優先で奪われた「安心」と「つながり」
流され続けた日本人)
第3章 幸福は「しなやか」な生に宿る(不幸を幸福に変える心の技術
幸せを追求する人生から、幸福を生み・担う生き方へ)
第4章 幸せに生きるための「老い」と「死」(人生八十五年時代の「豊かな老い」の過ごし方
死を思うことは、よく生きること)

おすすめコメント

不幸増幅装置「日本」の中で幸福になるには 暗い世相に格差の拡大…不幸増幅装置に化した感がある日本で、実は私たちも自ら幸福を遠ざけて生きている!? 日本人の特異な精神構造を明らかにしながら、幸福になるための「知」の育て方を説く。

著者紹介

加賀 乙彦 (カガ オトヒコ)  
1929年、東京生まれ。東京大学医学部医学科卒業。東京拘置所医務技官を務めた後、精神医学および犯罪学研究のためフランス留学。帰国後、東京医科歯科大学助教授、上智大学教授を歴任。日本芸術院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)