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日本とドイツ ふたつの「戦後」

集英社新書 0793

出版社名 集英社
出版年月 2015年7月
ISBNコード 978-4-08-720793-4
4-08-720793-5
税込価格 902円
頁数・縦 221P 18cm

商品内容

要旨

日本とドイツは、物づくり大国・貿易立国として、ともに戦後めざましい復興を遂げた。だが戦後七〇年経った今、日独間には大きな違いが生じている。ドイツは高い競争力を背景にEUを牽引し、欧州のリーダーとなった。一方、日本は競争力を失い、貿易赤字が拡大、周辺国との関係も悪化して、原発事故以降のエネルギー政策も迷走状態にある。本書では、在ドイツ二五年のジャーナリストの視点で、両国の歴史認識・経済・エネルギー政策などを論考。ドイツの戦後の歩みを知ることで日本が今後重視すべき問題を浮き彫りにする。

目次

第1章 イスラム過激派の脅威とドイツ
第2章 ドイツ人はどのように過去と対決しているのか
第3章 歴史リスクを重視するドイツ、軽視する日本
第4章 ドイツ経済の奇跡
第5章 日独エネルギー政策の違い

出版社・メーカーコメント

在ドイツ25年の著者ならではの視点で、歴史認識・経済・エネルギー政策などをテーマに日独について論考。ドイツの戦後の歩みを知ることで、日本が今後重視するべき問題を浮き彫りにする1冊。

著者紹介

熊谷 徹 (クマガイ トオル)  
1959年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、NHKに入局。90年からはフリージャーナリストとしてドイツ・ミュンヘン市に在住。『ドイツは過去とどう向き合ってきたか』(高文研)で2007年度平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)