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親の期待に応えなくていい

小学館YouthBooks

出版社名 小学館
出版年月 2021年4月
ISBNコード 978-4-09-227284-2
4-09-227284-7
税込価格 968円
頁数・縦 190P 18cm

商品内容

要旨

親がいちばん的確なアドバイスができる人とは限らない。親子は「他者度0」から「他者度100」を目指して成長する。子育ての目的は「子を健康的に自立させること」。自分で考える習慣を持とう。愛と理解は違う。だから面白い。だから話し合う…「親を大切にすること」と「言うとおりになること」はまったく別。健康的に自立して自分の幸せを見つけるのが子供の人生。

目次

第1章 親という「同調圧力」(「落とし所」を見つける関係
親を大切にすること≠期待に応えること ほか)
第2章 「他者」への成長(子育ての目的とは
「他者」という存在 ほか)
第3章 自分で考える習慣(目標を考えたことがない?
一人きりのマインドフルネス ほか)
第4章 自分の人生を否定する親(エンパシーの力
親は自分の人生を変えるべき ほか)
第5章 「世間」と「社会」(「社会」との接し方が分からない日本人
5つの「世間」ルール ほか)

出版社・メーカーコメント

何が幸せか決めるのは親ではなくあなた自身  親をがっかりさせたくないから、期待に応えようと考える人は多いようです。でも、「親を大切にすること」と「親の期待どおりになること」は同じではないのです。子供が夢見ている将来の職業を話す時、その業種のことをよく知らないまま全否定して子供を悩ます親がいるように、「一番近くにいる人」が「一番的確なアドバイスができる人」でもありません。子供の人生ををコントロールしようとするのは、親の「同調圧力」です。親の一番の役割は、子供を健康的に自立させること。子供はそのため、自分は何が好きで、何がしたくて、何が幸せと思うのか、親にはっきり伝えていいのです。温かな人生相談回答でも話題の著者が、日本独特の「同質性」「世間」のありようを説明、ユーモアを散りばめながら鋭い切り口で、子供たちに「自分らしく生きていい」というメッセージを綴ります。親子で必読、目から鱗の一冊です!

著者紹介

鴻上 尚史 (コウカミ ショウジ)  
作家・演出家。1958年、愛媛県出身。「朝日のような夕日をつれて」(87)で紀伊國屋演劇賞、「スナフキンの手紙」(95)で岸田國士戯曲賞、「グローブ・ジャングル」(2010)で読売文学賞戯曲・シナリオ賞などを受賞。テレビ出演、旺盛な執筆活動でも知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)