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八月の光 失われた声に耳をすませて

出版社名 小学館
出版年月 2017年7月
ISBNコード 978-4-09-289756-4
4-09-289756-1
税込価格 1,540円
頁数・縦 251P 19cm

商品内容

文学賞情報

2018年 第2回 日本子どもの本研究会作品賞受賞

要旨

あの日、あの時、一瞬にして世界が変わった。そこに確かに存在した人々の物語。あなたに彼らの声が聞こえますか?ヒロシマに祈りをこめて。失われた声を一つ一つ拾い上げた朽木祥、渾身の短編連作。

おすすめコメント

失われた声を拾い上げ祈りを込めた短編連作 広島原爆投下を生き延びた人々の物語として2012年に児童単行本として発表された『八月の光』は、多くの人の心を打ち、評価の高い作品でした。そして、2編を加えて小学館文庫化されました。このたび、著者の意向で、さらに新たに2編書き下ろしを加えて、7編の短編連作として児童向けに出版いたします。名前だけでしかない人があり、名前すら残らなかった人があります。ヒロシマの物語を書くということは、あるいは読むということも、そのような人びとの「失われた声」に耳をすませることなのだと私は考えています(作者あとがきから)。【編集担当からのおすすめ情報】 不穏な空気に満ちた世界情勢の中、忘れてはいけない、目をそらしてはいけない。作者の祈りのこもった、それぞれの物語です。

出版社・メーカーコメント

失われた声を拾い上げ祈りを込めた短編連作広島原爆投下を生き延びた人々の物語として2012年に児童単行本として発表された『八月の光』は、多くの人の心を打ち、評価の高い作品でした。そして、2編を加えて小学館文庫化されました。このたび、著者の意向で、さらに新たに2編書き下ろしを加えて、7編の短編連作として児童向けに出版いたします。名前だけでしかない人があり、名前すら残らなかった人があります。ヒロシマの物語を書くということは、あるいは読むということも、そのような人びとの「失われた声」に耳をすませることなのだと私は考えています(作者あとがきから)。

著者紹介

朽木 祥 (クツキ ショウ)  
広島市生まれ。被爆二世。主な作品に、『かはたれ』(福音館書店、児童文芸新人賞、児童文学者協会新人賞他)、『彼岸花はきつねのかんざし』(学研、児童文芸家協会賞)、『風の靴』(講談社、産経児童出版文化賞大賞)、『光のうつしえ』(講談社、福田清人賞、小学館児童出版文化賞)、『あひるの手紙』(佼成出版社、児童文学者協会賞)、『オン・ザ・ライン』(小学館、全国青少年読書感想文コンクールの課題図書)、ファンタジーからYAまで多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)