桜の木の見える場所
出版社名 | 小学館 |
---|---|
出版年月 | 2019年11月 |
ISBNコード |
978-4-09-290625-9
(4-09-290625-0) |
税込価格 | 1,650円 |
頁数・縦 | 301P 20cm |
商品内容
要旨 |
子どもはだれだって暗やみがこわい。でも、わたしがこわいのは、目のなかにある暗やみだ。目のなかに霧がかかる特別な病気にかかって、少しずつ暗やみが訪れる不安な毎日をすごしている。暗やみでくらすようになったら、どうすれば色がわかるのだろう? |
---|
おすすめコメント
少しずつ見えなくなる恐怖と闘う勇気の物語 子どもだれだって暗やみがこわい。でも、マファルダがこわいのは、目のなかにある暗やみだ。真っ暗闇が訪れるまで、長くてもあと半年−−。ある日、9歳のマファルダは、少しずつ視力が失われる難病と診断される。目が見えなくなるってどういうことだろう?目隠しして歩いてみる。暗やみでも歩けるのかどうかを試してみたかったのだ。暗やみでくらすようになったら、どうすれば色がわかるのだろう?不安は、どんどんふくらんだ。それから、マファルダは、やっておきたいことのリストを作り始めた。少しずつ見えなくなっていく、失明の恐怖を、少女の一人称で語られる物語は、読む人の心を打つ。作者自身の体験にもとづいた、生に対する痛いほどの愛情がこめられた、感動の物語。