家を抜け出し、川に佇つ それでもやっぱり、釣りに行く
BE−PAL BOOKS
出版社名 | 小学館 |
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出版年月 | 2011年2月 |
ISBNコード |
978-4-09-366543-8
(4-09-366543-5) |
税込価格 | 1,540円 |
頁数・縦 | 223P 20cm |
商品内容
要旨 |
竿で魚を、筆で人のぬくもりを釣る村田久。水と風、光と木、そして魚と人。岩手発のエッセイ。 |
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目次 |
家を抜け出し、川に佇つ |
出版社 商品紹介 |
釣り行のために家を出るときに、家人の眼差しが気になる。その後ろめたさと、それゆえにひときわ楽しい釣りの喜びが、淡々と語られる。 |
出版社・メーカーコメント
水と風と光、人と魚、それだけのエッセイ。「ちょっと急用ができた。行ってくる。夕方には戻る」玄関口で声を張り上げ、家を飛び出した。我ながら堂々として素早い動きであった。岩手の名だたる釣り師も、「また行くんですか」の家人の声には弱い。顔色をうかがいつつ、時に敏捷に、時にフェイントをかけて川に赴くと、そこには、ごつごつした風貌のイワナや、パーマークの美しいヤマメが待っている! まだ時折雪が吹き付ける三月のヒカリ釣り、芽吹きの時期の山吹ヤマメ、夏のキャンプ地での少年の釣果、伝説の雫石一本毛鉤、そして釣りの後の川辺でのコーヒー、妻に持ち帰る一枝のヤブ椿…。竿で魚を釣り、筆で人のぬくもりをすくい取る、手練のエッセイ。