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まんげつの夜、どかんねこのあしがいっぽん

出版社名 小学館
出版年月 2016年1月
ISBNコード 978-4-09-726622-8
4-09-726622-5
税込価格 1,540円
頁数・縦 32P 27cm

商品内容

要旨

ひとりぼっちのノネコは、食べてばかり。さみしいと、心のかわりにおなかをみたしてしまう。とうとう、ノネコは、ともだちをさがしにでかけた。まんげつの夜は、猫たちの特別な夜。たん、たん、たん!「まんげつのよ〜る」たん、たたん!さてさて、なにがおきるのでしょうか?

おすすめコメント

さみしいノネコのたのしいお話 山に暮らしていたひとりぼっちのノネコ。ノネコは、さみしくなって山をおりることにしました。けれども、でっかい犬に追いかけられて、ノネコはびっくりして、土管の中に逃げ込みました。ところが、なんと、土管から体が抜けません。なぜかというと、ノネコは、山で、毎日毎日お料理を用意して、お客を待っていたのですが、だ〜れもやってきません。しかたないので、ひとりで食べてしまっていたので、いつの間にか狸みたいに大きくなってしまったのでした。土管にはまったノネコが、じたばたもがいているところに、猫たちが集まってきました。その日は、まんげつの夜。それから、なにが起きたかというと・・・・・・。児童文学の数々の賞を受賞している朽木祥の、子どもから大人まで、ほろっとする絵物語です。猫好き画家の片岡まみこさんが、すてきな版画で、物語を描いてくださいました。【編集担当からのおすすめ情報】 ひとりぼっちでさみしかったノネコは、食いしん坊。食べても食べてもお腹がいっぱいにならないような気がしてました。そして、いつの間にか狸みたいに大きくなってしまったのですが、それは、なんとも人間のようです。読み終わったときに、心が満たされる、そんな物語です。

著者紹介

朽木 祥 (クツキ ショウ)  
広島市生まれ。被爆二世。主な作品に、『かはたれ』(福音館書店、児童文芸新人賞・日本児童文学者協会新人賞他)、『彼岸花はきつねのかんざし』(学習研究社、日本児童文芸家協会賞)、『風の靴』(産経児童出版文化賞大賞)、『光のうつしえ』(講談社、福田清人賞・小学館児童出版文化賞)、『あひるの手紙』(佼成出版社、日本児童文学者協会賞)など。ファンタジーからリアリズムまで多岐にわたる
片岡 まみこ (カタオカ マミコ)  
版画家・コルク人形作家。1968年東京生まれ。文化学院美術科卒業。リノリウム版画、ワイン栓のコルク人形と2つの作風で書籍、雑誌、広告などの分野で活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)