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ドイツ人はなぜ「自己肯定感」が高いのか

小学館新書 414

出版社名 小学館
出版年月 2021年11月
ISBNコード 978-4-09-825414-9
4-09-825414-X
税込価格 990円
頁数・縦 222P 18cm

商品内容

要旨

「残業しない」「メイクはしない」「ビールを注ぎ合わない」「子どもの成績が悪くても責めない」―。ドイツ人にとっての“常識”は、「空気を読む」のが当たり前の日本人には違和感を覚えることも多い。しかし、「ありのままの自分」を重視し、国民の9割が「自分には長所がある」と答えるドイツ社会では、シンプルで無駄のない自分たちの生活への満足度が高く、人生を満喫している。“EUの優等生”ドイツを支える人々の最強メンタルの秘訣を明かす。

目次

プロローグ なぜドイツ人女性はメイクをしないのか
第1章 生き方―ドイツ人は“他人の目”を気にしない
第2章 仕事観―ドイツ人は「休む」ために働いている
第3章 教育法―メンタルを強くするドイツ人の子育て
第4章 生活スタイル―ドイツ人は「昭和の日本人」に似ている
エピローグ ドイツと日本の“いいとこ取り”を

出版社・メーカーコメント

目からウロコのドイツ流「最強メンタル術」 現地在住20年を超える著者が、ドイツで学んだ“ストレスフリー”生活の極意を解き明かす――。結婚を機に、ドイツへ移住したキューリング恵美子氏は、ドイツと日本の文化・習慣・考え方の違いに触れ、毎日が驚きの連続だったという。・誰もが自分の意見を自信を持って伝えられる・他人に振り回されず、相手に「忖度」しない・時間内に必ず仕事を終え、残業はしない・上司や同僚に気がねなく、長期休暇を満喫する・職場でも街中でも、多くの女性がノーメイク・服装やヘアスタイルの流行を追わない・サウナは混浴が基本で、裸を見られても平気・ビールは注がない、気遣いの「おもてなし」はしない etc.そうしたドイツ人の生き方の背景にあるのが、「ありのままの自分」を大切にする「自己肯定感」の高さだと著者はいう。「自分自身に満足している――日本45・1%/ドイツ81・8%」内閣府がおこなった若者の意識に関する調査では、「自分自身に満足している」と答えた日本人は4割強で、調査対象となった7か国中で最低だった。対するドイツは、アメリカ、フランスとともに8割を超える高い数字となっている。また、「自分には長所がある」という質問に対しても、日本人の回答はやはり調査国中で「最低」だったのに対して、ドイツ人は9割以上で「トップ」だった。なぜドイツ人は「自己肯定感」が高いのか?どうすれば日本人も「自分自身に満足している」と思えるようになるのか?もっと自分に自信が持てるようにするにはどうしたらいいのか?日独比較を通じて、“最強のメンタル”を生み出すヒントを探っていく。

著者紹介

キューリング 恵美子 (キューリング エミコ)  
埼玉県出身。大学卒業後、大手靴メーカー、旅行会社を経て、ドイツ企業の日本本社に勤務。ドイツ人との結婚を機に、30代でミュンヘン近郊に移住。長男長女を出産し異文化の中で子育てに奮闘。ドイツ在住は20年を超える。また、バレエ留学生のコーディネイトやライフアドバイザーなど、起業家としての顔も持つ。50歳で大病に見舞われたのをきっかけに、ドイツ人の自己肯定感の高い生き方を見直すようになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)