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がん検診の大罪

新潮選書

出版社名 新潮社
出版年月 2008年7月
ISBNコード 978-4-10-603613-2
4-10-603613-4
税込価格 1,320円
頁数・縦 252P 20cm

商品内容

要旨

「早期発見・早期治療」は大間違い―がん検診の有効性を示す根拠は存在しない。降圧剤、糖尿病・高脂血症治療薬の長期服用がもたらす、思いもよらぬ副作用。そして、国民の過半数が異常と判定されかねない、メタボ健診の不可解な基準値…。統計データの詳細な分析によって、現代医療の陥穽を警告し、予防医学の立場から、本当の医療とは何かを問う。

目次

第1章 統計データに騙されるな(奥深い「平均値」の意味
二つを比べるには ほか)
第2章 根拠がなかったメタボ健診(国民の義務とは
なぜメタボなのか ほか)
第3章 薬を飲んでも寿命はのびない(血圧あれこれ
血圧の薬 ほか)
第4章 がん検診の大罪(総死亡という考え方
発がんのメカニズム ほか)
第5章 医療への過大な期待(技術は進歩しても
期待と現実 ほか)

出版社
商品紹介

検診を受けるほど、がんのリスクは高くなる。統計データの分析によって医療の陥穽を警告し、早期発見の効果を謳う、検査大国・日本の常識を覆す。

おすすめコメント

検診を受けるほど、がんのリスクは高くなる! 検査大国・日本の常識を覆す。「早期発見・早期治療」は大間違い――がん検診の有効性を示す根拠は存在しない。高血圧・糖尿病・高脂血症は、薬で数値を無理に下げても、長生きはできない。そして、メタボ健診は、無駄に病人を増やすだけ……。統計データの詳細な分析によって、現代医療の陥穽を警告し、予防医学の立場から、本当の医療とは何かを問う。

著者紹介

岡田 正彦 (オカダ マサヒコ)  
1946年京都府生れ。新潟大学医学部卒。90年より同大学医学部教授。医学博士。専門は予防医療学。米国学会誌IEEE Transactions on Biomedical Engineering副編集長、学会誌「生体医工学」編集長などを歴任。2002年、臨床病理学研究振興基金「小酒井望賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)