• 本

震災復興欺瞞の構図

新潮新書 461

出版社名 新潮社
出版年月 2012年3月
ISBNコード 978-4-10-610461-9
4-10-610461-X
税込価格 748円
頁数・縦 191P 18cm

商品内容

要旨

大震災を口実にした大増税で、いま役所は「祭り」状態!日本人一人当たりの物的資産は966万円に過ぎないのに、今回の復興財源法では、被災者一人当たり4600万円が使われる計算になる。しかし、これは山を削り高台を作るエコタウン造成など、壮大で時間がかかる計画に浪費されてしまうのだ。精緻なデータ分析を元に、「復興」の美名の陰で進む欺瞞の構図を炙りだし、安価で人々を直接助ける復興策を提示する。

目次

序論 人を助ける復興策とは?
第1章 大増税の口実に使われる大震災
第2章 過去の震災復旧対策の浪費ぶり
第3章 政府や県が無駄遣いに積極的な理由
第4章 最も安上がりで効果的な復興策
第5章 過去の大震災に学ぶ
第6章 原発事故の教訓

著者紹介

原田 泰 (ハラダ ユタカ)  
1950(昭和25)年東京生まれ。早稲田大学政経学部教授(2012年4月より)・東京財団上席研究員。1974年東京大学農学部卒。経済企画庁、財務省、大和総研などを経て現職。著書に『日本国の原則』(石橋湛山賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)