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流浪の戦国貴族近衛前久 天下一統に翻弄された生涯

中公新書 1213

出版社名 中央公論社
出版年月 1994年10月
ISBNコード 978-4-12-101213-5
4-12-101213-5
税込価格 968円
頁数・縦 264P 18cm

商品内容

要旨

干戈轟く群雄割拠の時代、朝廷最高の官職の家柄に生まれた近衛前久は、抗争渦巻く武家社会に身を投じて、上杉謙信とは盟約を結んで関東に下り、織田信長とはその意を受けて石山本願寺との講和に貢献し、豊臣秀吉とはその関白就任にあたって自分の猶子とし、家康とは叙任、徳川改称について朝廷に斡旋するなど、公家でありながら、武家に伍して天下統一の大事業に挑んだ人物であった。公家社会最高権門の行動に時代の大転換をみる。

目次

序章 天下一統世代の誕生
第1章 戦国時代(上杉謙信との盟約
関東の関白
足利義昭との確執)
第2章 織田時代(織田信長との親交
信長の覇業と前久
転機となった天正十年)
第3章 豊臣時代(徳川家康を頼る
羽柴秀吉の関白就任
子息信尹の薩摩配流)
終章 天下一統の完成