• 本

日本文化論の系譜 『武士道』から『「甘え」の構造』まで

中公新書 1696

出版社名 中央公論新社
出版年月 2003年5月
ISBNコード 978-4-12-101696-6
4-12-101696-3
税込価格 968円
頁数・縦 245P 18cm

商品内容

要旨

奈良・平安のいにしえから、日本人は自らの文化の特質について、さまざまな角度から論じてきた。それは、常に異国文化の影響下で自分たちの考え方やふるまい方を築いてきたことと密接な関係がある。本書は、明治以降、西欧文化が激しく流入する時期に焦点を絞り、一五人の思想家、学者、作家などによる代表的な日本文化論を比較文化的視点から読み解くことによって、近代日本人の自画像を検証する試みである。

目次

序 鏡を覗きこむ日本人
1 明治開国と民族意識のめざめ
2 民俗の発見
3 日本哲学の創造
4 文人たちの美学
5 伝統日本への反逆と新しい日本像の発見
6 西欧近代社会モデル対伝統日本心性

著者紹介

大久保 喬樹 (オオクボ タカキ)  
1946年(昭和21年)生まれ。横浜に育つ。東京大学教養学部フランス科卒業。パリ第三大学および高等師範学校に留学。東京大学大学院比較文学修士課程中退。東京工業大学助手、東京女子大学助教授を経て、現在、同大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)