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批評理論入門 『フランケンシュタイン』解剖講義

中公新書 1790

出版社名 中央公論新社
出版年月 2005年3月
ISBNコード 978-4-12-101790-1
4-12-101790-0
税込価格 902円
頁数・縦 258P 18cm

商品内容

要旨

批評理論についての書物は数多くあるが、読み方の実例をとおして、小説とは何かという問題に迫ったものは少ない。本書ではまず、「小説技法篇」で、小説はいかなるテクニックを使って書かれるのかを明示する。続いて「批評理論篇」では、有力な作品分析の方法論を平易に解説した。技法と理論の双方に通じることによって、作品理解はさらに深まるだろう。多様な問題を含んだ小説『フランケンシュタイン』に議論を絞った。

目次

1 小説技法篇(冒頭
ストーリーとプロット
語り手
焦点化 ほか)
2 批評理論篇(伝統的批評
ジャンル批評
読者反応批評
脱構築批評 ほか)

著者紹介

広野 由美子 (ヒロノ ユミコ)  
1958年生まれ。1982年、京都大学文学部(独文学専攻)卒業。1991年、神戸大学大学院文化学研究科博士課程(英文学専攻)単位取得退学。学術博士。京都大学大学院人間・環境学研究科助教授。イギリス小説を研究。1996年、第4回福原賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)