• 本

漢詩百首 日本語を豊かに

中公新書 1891

出版社名 中央公論新社
出版年月 2007年3月
ISBNコード 978-4-12-101891-5
4-12-101891-5
税込価格 858円
頁数・縦 248P 18cm

商品内容

要旨

返り点と送り仮名の発明によって、日本人は、ほんらい外国の詩である漢詩を自らのものとした。その結果、それを鑑賞するにとどまらず、作詩にも通暁する人物が輩出した。本書は、中国人六〇人、日本人四〇人の、古代から現代に及ぶ代表的な漢詩を精選し、詩人独自の読みを附すとともに、詩句の由来や作者の経歴、時代背景などを紹介。外国文化を自家薬籠中のものとした、世界でも稀有な実例を、愉しみとともに通読する。

目次

逝く者は斯夫の如きか―『論語』子罕篇(孔子)
知らず 周の夢に胡蝶と為るか―『荘子』斉物論篇(荘子)
国に人無く 吾を知る莫し―離騒(屈原)
悲しい哉 秋の気為るや―九弁(宋玉)
力 山を抜き 気 世を蓋う―垓下の歌(項羽)
楼船を汎べて汾河を済り―秋風の辞(漢武帝)
吁嗟 此の転蓬 世に居る―吁嗟篇(曹植)
夜中 寐る能わず―詠懐詩(阮籍)
荏苒 冬春去り―悼亡詩(潘岳)
吾が家に嬌女有り―嬌女詩(左思)〔ほか〕

おすすめコメント

返り点と送り仮名の発明によって、日本人は、ほんらい外国の詩である漢詩を自らのものとした。その結果、それを鑑賞するにとどまらず、作詩にも通暁する人物が輩出した。本書は、中国人六〇人、日本人四〇人の、古代から現代に及ぶ代表的な漢詩を精選し、詩人独自の読みを附すとともに、詩句の由来や作者の経歴、時代背景などを紹介。外国文化を自家薬籠中のものとした、世界でも稀有な実例を、愉しみとともに通読する。

著者紹介

高橋 睦郎 (タカハシ ムツオ)  
1937年(昭和12年)、福岡県生まれ。福岡教育大学卒業。詩人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)