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認知症 専門医が語る診断・治療・ケア

中公新書 2061

出版社名 中央公論新社
出版年月 2010年6月
ISBNコード 978-4-12-102061-1
4-12-102061-8
税込価格 814円
頁数・縦 217P 18cm

商品内容

要旨

一度身につけた記憶や能力が失われていく認知症。いまだ根治療法はないが、治療においても介護においても、早期発見と病気の正しい知識の果たす役割は大きい。本書では、認知症のうちアルツハイマー病やレビー小体型認知症など主要な病気の特徴をやさしく解説し、病気ごとの治療とケアのポイントを紹介する。正常な物忘れと認知症の違いはどこにあるのか、若年性認知症固有の問題とは。悩んでしまう前に読んでほしい一冊。

目次

1 根治できない病気が多いのになぜ早期診断が必要なのか(診断のプロセス
脳と認知、脳と行動
行動と心理の症状)
2 主な病気の診断・治療・ケア(血管性認知症
アルツハイマー病
レビー小体型認知症
前頭葉側葉変性症)
3 認知症医療のこれから(若年性認知症
生物学的変化、心理的特徴、社会的背景
認知症と自動車運転
熊本モデル―今後の認知症医療について)

おすすめコメント

家族のために、そしてあなた自身のために知っておきたい最前線。アルツハイマー病など原因となる病気の実態に迫り、その特徴を生かした介護を考える。

著者紹介

池田 学 (イケダ マナブ)  
1960(昭和35)年、岡山県に生まれる。84年、東京大学理学部卒業。88年、大阪大学医学部卒業。研修の後、93年同大学大学院医学研究科(精神医学)にて博士号取得。東京都精神医学総合研究所への国内留学、兵庫県立高齢者脳機能研究センターなどの勤務を経て、96年愛媛大学医学部精神科神経科助手。2000年よりケンブリッジ大学神経科に留学。02年愛媛大学医学部神経精神医学講座助教授。07年より熊本大学大学院生命科学研究部脳機能病態学分野(神経精神科)教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)