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真珠の世界史 富と野望の五千年

中公新書 2229

出版社名 中央公論新社
出版年月 2013年8月
ISBNコード 978-4-12-102229-5
4-12-102229-7
税込価格 1,320円
頁数・縦 309P 18cm

商品内容

要旨

古来、真珠は高価な宝石で、貴重な交易品だった。『魏志倭人伝』は邪馬台国の大量の真珠について記し、マルコ・ポーロやコロンブスは日本の真珠に憧れた。新大陸で新たな産地が発見されると、一大ブームが巻き起こる。そして二十世紀初め、価格を吊り上げていたカルティエやティファニーに衝撃を与えたのが、日本の養殖真珠だった。こうして真珠王国日本が誕生する。本書は誰も書かなかった交易品としての真珠史である。

目次

第1章 天然真珠の世界
第2章 古代日本の真珠ミステリー
第3章 真珠は最高の宝石だった
第4章 大航海時代の真珠狂騒曲
第5章 イギリスが支配した真珠の産地
第6章 二十世紀はじめの真珠バブル
第7章 日本の真珠養殖の始まり
第8章 養殖真珠への欧米の反発
第9章 世界を制覇した日本の真珠
第10章 真珠のグローバル時代
第11章 真珠のエコロジー

著者紹介

山田 篤美 (ヤマダ アツミ)  
歴史研究者・美術史家。京都大学卒業、オハイオ州立大学大学院修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)