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本居宣長 文学と思想の巨人

中公新書 2276

出版社名 中央公論新社
出版年月 2014年7月
ISBNコード 978-4-12-102276-9
4-12-102276-9
税込価格 924円
頁数・縦 240P 18cm

商品内容

要旨

漢意を排斥して大和魂を追究し、「物のあはれを知る」説を唱えたことで知られる、江戸中期の国学者・本居宣長。伊勢松坂に生まれ、京都で医学を修めた後、賀茂真淵と運命的な出会いを果たす。以来、学問研究に身を捧げ、三十有余年の歳月を費やし『古事記伝』を著した。この国学の大成者とは何者だったのか。七十年におよぶ生涯を丹念にたどりつつ、文学と思想の両分野に屹立する宣長学の全体像を描き出す。

目次

第1章 国学の脚本
第2章 学問の出発
第3章 人生の転機
第4章 自省の歳月
第5章 論争の季節
第6章 学問の完成
第7章 鈴屋の行方

著者紹介

田中 康二 (タナカ コウジ)  
1965年大阪市生まれ。94年神戸大学大学院文化学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)(神戸大学)。富士フェニックス短期大学助教授、神戸大学文学部助教授を経て、神戸大学大学院人文学研究科教授。日本近世文学。著書『村田春海の研究』(汲古書院、2000、日本古典文学会賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)