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四国遍路 八八ケ所巡礼の歴史と文化

中公新書 2298

出版社名 中央公論新社
出版年月 2014年12月
ISBNコード 978-4-12-102298-1
4-12-102298-X
税込価格 836円
頁数・縦 204P 18cm

商品内容

要旨

八八の寺院を巡るあり方を決定づけた僧侶の案内記、貧困・病気・差別に苦しめられた巡礼者たちの記録、新聞記者による遍路道中記、バスや鉄道の登場がもたらした遍路道の変貌―。本書は、近世以降の史料を掘り起こし、伝説と史実がないまぜになった四国遍路の実態を明らかにする。千数百キロの行程を歩く巡礼者と、彼らと相対し、お接待文化を育んだ地域住民。歩くだけでは見えてこない歴史の真実を浮かび上がらせる。

目次

序章 巡礼とは
第1章 起源を探る
第2章 江戸時代の四国遍路
第3章 近代の巡礼者たち
第4章 貧困、差別、行き倒れ
第5章 近代化への道
終章 レジャー化する四国遍路

著者紹介

森 正人 (モリ マサト)  
1975年(昭和50)香川県生まれ。2003年関西学院大学大学院文学研究科博士課程修了、関西学院大学博士(地理学)。三重大学助教授を経て、07年より同大学准教授。専門は文化地理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)