兼好法師 徒然草に記されなかった真実
中公新書 2463
| 出版社名 | 中央公論新社 |
|---|---|
| 出版年月 | 2017年11月 |
| ISBNコード |
978-4-12-102463-3
(4-12-102463-X) |
| 税込価格 | 902円 |
| 頁数・縦 | 244P 18cm |
商品内容
| 要旨 |
兼好は鎌倉時代後期に京都・吉田神社の神職である卜部家に生まれた。六位蔵人・左兵衛佐となり朝廷に仕えた後、出家して「徒然草」を著す―。この、現在広く知られる彼の出自や経歴は、兼好没後に捏造されたものである。著者は同時代史料をつぶさに調べ、鎌倉、京都、伊勢に残る足跡を辿りながら、「徒然草」の再解釈を試みる。無位無官のまま、自らの才知で中世社会を渡り歩いた「都市の隠者」の正体を明らかにする。 |
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| 目次 |
第1章 兼好法師とは誰か |



おすすめコメント
兼好は鎌倉時代後期に京都・吉田神社の神職である卜部家に生まれ、六位蔵人を経て左兵衛佐として天皇に仕えた後、出家して徒然草を著した。――現在広く知られる彼の出自や経歴は、兼好歿後に捏造されたものである。筆者は同時代史料をつぶさに調べ、兼好の足跡を辿るとともに、徒然草の再解釈を試みた。鎌倉、京都、伊勢をゆく兼好の視点から、中世社会に新たな光を投げかける。