リバタリアニズム アメリカを揺るがす自由至上主義
中公新書 2522
出版社名 | 中央公論新社 |
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出版年月 | 2019年1月 |
ISBNコード |
978-4-12-102522-7
(4-12-102522-9) |
税込価格 | 880円 |
頁数・縦 | 213P 18cm |
商品内容
要旨 |
アメリカ社会、とりわけ若い世代に広がりつつあるリバタリアニズム(自由至上主義)。公権力を極限まで排除し、自由の極大化をめざす立場だ。リベラルのように人工妊娠中絶、同性婚に賛成し、死刑や軍備増強に反対するが、保守のように社会保障費の増額や銃規制に反対するなど、従来の左右対立の枠組みではとらえきれない。著者はトランプ政権誕生後のアメリカ各地を訪れ、実情を報告。未来を支配する思想がここにある。 |
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目次 |
第1章 リバタリアン・コミュニティ探訪(フリーステート・プロジェクト |
おすすめコメント
アメリカ社会、とりわけ若い世代で広がりつつあるリバタリアニズム(自由至上主義)。公権力を極限まで排除し自由の極大化をめざす立場だが、人工妊娠中絶や同性婚に賛成するなど、「保守」や「共和党」とは必ずしも同一ではないため、日本人には理解しにくい面がある。「自由の国」アメリカで、「自由」を突き詰めることによって、国家が果たすべき最低限の役割とは何かが問い直されている現状を浮き彫りにする。