商品内容
要旨 |
大隈内閣は内紛のため四ヵ月で瓦解。苦難の時期を迎えるも、日露戦争後に早稲田大学総長や文明論者として活動、全国を積極的に遊説した。一九一四年に二度目の組閣を迎え、第一次世界大戦という難局にあたり日本の舵を取る。時にポピュリズム的手法を用い、「大平民」政治家として広汎な支持を集めた。下巻は、一九二二年に没するまでの「巨人」の後半生と晩年を辿る。葬儀に「百万人」が駆けつけた大隈の魅力を描き切る。 |
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目次 |
第5部 忍耐編(東アジア情勢の激変への対応―義和団の乱 |
おすすめコメント
政治的に不遇の時代を迎えても、多分野で旺盛に活動を続ける大隈重信。その後、二度目の組閣の時を迎え、第一次世界大戦などの難局と向き合うことになる。膨大な史料を通して、彼の後半生と晩年を浮き彫りにする。そこからは近代日本の「巨人」の全体像も見えてくるだろう。