月はすごい 資源・開発・移住
中公新書 2560
| 出版社名 | 中央公論新社 |
|---|---|
| 出版年月 | 2019年9月 |
| ISBNコード |
978-4-12-102560-9
(4-12-102560-1) |
| 税込価格 | 902円 |
| 頁数・縦 | 220P 18cm |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 1969年にアポロ11号が人類初の月面着陸に成功して半世紀。ここに来て再び人類の宇宙への情熱が高まりつつあるようだ。それには国家のみならず、イーロン・マスク氏率いるスペースXをはじめとする民間のチャレンジが盛んになったことが大きい。そして今もっとも注目されるのが「月」である。本書は、地球にもっとも近い天体である月について、月面環境の特徴から、水や鉱物資源、エネルギーなどの利用可能性などを、最新の月探査プロジェクトの成果などをまじえながら詳説。アポロ計画終了から40年以上有人探査が行われていない月面だが、科学や技術の進歩により低コストで探査、旅行、そして移住の可能性まで、現実的に想定できるまでになっている。本書では、それも踏まえながら、月面に存在が期待されている「水」をどのように取り出し、何に使うかなどを具体的に論じている。著者は、大阪大学理学研究科宇宙地球科学専攻准教授で、惑星地質学、鉱物学、火山学を専門とする。JAXA月探査「かぐや」プロジェクトの地形地質カメラグループ共同研究員、月探査SELENE-2計画着陸地点検討会主査などを務め、月着陸計画SLIMにもかかわる。 |
商品内容
| 要旨 |
一番身近な天体、月。約38万km上空を回る地球唯一の衛星だ。アポロ計画から約半世紀を経て、中国やインド、民間ベンチャーも参入し、開発競争が過熱している。本書では、大きさや成り立ちといった基礎、探査で新たに確認された地下空間などの新発見を解説。人類は月に住めるか、水や鉱物資源は採掘できるか、エネルギーや食糧をどう確保するかなども詳述する。最前線の月探査プロジェクトに携わる著者が月面へと誘う。 |
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| 目次 |
序章 知識の再確認 |



おすすめコメント
一番身近な天体、月。地球から約38万kmを回る唯一の衛星だ。本書では、月とはどのような天体かという謎に迫る。大きさや成り立ちの有力説など基礎的なことから、地下トンネルの構造など、最新の月探査での発見までを解説。さらには、人類が月利用を進めることを想定し、水や鉱物資源を採掘できるか、エネルギーや食糧はどう確保するかなども詳述。複数の月探査プロジェクトに携わる著者が、わたしたちを月面へと誘う