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大化改新 「乙巳の変」の謎を解く

新版

中公新書 2699

出版社名 中央公論新社
出版年月 2022年5月
ISBNコード 978-4-12-102699-6
4-12-102699-3
税込価格 1,056円
頁数・縦 349P 18cm
シリーズ名 大化改新

商品内容

要旨

皇極四年(六四五)、中大兄皇子と中臣鎌足は蘇我蝦夷・入鹿父子を武力で排除した。この乙巳の変が国政改革「大化改新」の序幕だったという筋書きはあまりにも有名である。だが、これに関して残された史料は中大兄・鎌足中心に事件を描く極めて偏ったものだった。クーデターの真の目的は何か。その首謀者は誰だったのか。本書は、王位継承をめぐる路線対立に着目して旧版を大幅改稿し、熾烈な権力闘争の内実に迫るものである。

目次

序章 皇極四年六月十二日
第1章 王位継承の諸段階
第2章 王権と藤原氏の歴史
第3章 検証「乙巳の変」の人間関係
第4章 検証「乙巳の変」の展開過程
終章 「乙巳の変」の後にくるもの

出版社・メーカーコメント

蘇我氏が武力で排除された乙巳の変。その真の目的は何だったのか。政変にひそむ謎を検証した旧版『大化改新』の全面改訂版。

著者紹介

遠山 美都男 (トオヤマ ミツオ)  
1957年(昭和32年)、東京都に生まれる。学習院大学文学部史学科卒業。同大学大学院に進み、博士号(史学)を取得。専攻、日本古代史。学習院大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)