商品内容
要旨 |
皇極四年(六四五)、中大兄皇子と中臣鎌足は蘇我蝦夷・入鹿父子を武力で排除した。この乙巳の変が国政改革「大化改新」の序幕だったという筋書きはあまりにも有名である。だが、これに関して残された史料は中大兄・鎌足中心に事件を描く極めて偏ったものだった。クーデターの真の目的は何か。その首謀者は誰だったのか。本書は、王位継承をめぐる路線対立に着目して旧版を大幅改稿し、熾烈な権力闘争の内実に迫るものである。 |
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目次 |
序章 皇極四年六月十二日 |
出版社・メーカーコメント
蘇我氏が武力で排除された乙巳の変。その真の目的は何だったのか。政変にひそむ謎を検証した旧版『大化改新』の全面改訂版。