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唐 東ユーラシアの大帝国

中公新書 2742

出版社名 中央公論新社
出版年月 2023年3月
ISBNコード 978-4-12-102742-9
4-12-102742-6
税込価格 1,210円
頁数・縦 379P 18cm

商品内容

要旨

六一八年、李淵(高祖)が隋末の争乱の中から、唐を建国。太宗、高宗の時代に突厥・高句麗を破り、最盛期を築く。武則天、玄宗の治世は国際色豊かな文化を生み、大帝国の偉容をほこった。安史の乱以降は宦官支配や政争により混乱し、遊牧勢力と流賊の反乱に圧され、九〇七年に滅亡した。本書では、歴代皇帝の事績を軸に、対外戦争、経済、社会制度、宮廷内の権謀術数を活写。東ユーラシア帝国二九〇年の興亡を巨細に描く。

目次

序章 唐の歴史をどう見るか
第1章 東ユーラシア帝国への飛翔―七世紀
第2章 武周革命―七世紀後半〜八世紀初め
第3章 転換期―八世紀前半〜中葉
第4章 帝国の変容―八世紀後半〜九世紀前半
第5章 中国型王朝への転換―九世紀前半〜中葉
第6章 次なる時代へ―九世紀後半〜一〇世紀初め
終章 世界史の中の「唐宋変革」

出版社・メーカーコメント

六一八年、李淵(高祖)が隋末の群雄を平定し、唐を建国。太宗から武則天、玄宗の最盛期に、突厥・高句麗を破ってペルシア・インド・日本とも交通、国際色豊かな文化を生み、大帝国の偉容を誇った。安史の乱以降は宦官支配や政争により混迷し、遊牧勢力と流賊の反乱に圧され、九〇七年に滅亡。本書では、政治史を流れに対外戦争、経済、社会制度、皇室の権謀術数にも注目し、東ユーラシア帝国二九〇年の興亡を巨細に描く。

著者紹介

森部 豊 (モリベ ユタカ)  
1967年愛知県生まれ。専門は、唐・五代史、東ユーラシア史。筑波大学大学院歴史・人類学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。筑波大学文部科学技官、関西大学文学部助教授・准教授を経て、同教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)