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浄土思想 釈尊から法然、現代へ

中公新書 2765

出版社名 中央公論新社
出版年月 2023年8月
ISBNコード 978-4-12-102765-8
4-12-102765-5
税込価格 924円
頁数・縦 223P 18cm

商品内容

要旨

阿弥陀仏の極楽浄土に往生し、悟りをえて成仏を目指す浄土教。浄土宗、浄土真宗、時宗などの宗派が属し、日本で最も信者数が多い。なぜこれだけ多くの信仰を集めたのか―。本書は、教えの広がりを「物語の力」に着目する。衆生を救うため誓いをたて阿弥陀仏になった「法蔵説話」、家庭不和を主題とする「王舎城の悲劇」などの経典に描かれた話、法然や親鸞ら開祖の物語を読み解きながら、その思想の本質に迫る。

目次

第1章 物語の力と浄土思想
第2章 中国の浄土思想
第3章 平安浄土思想から法然へ
第4章 法然門下の諸思想
第5章 親鸞の浄土観と物語論
第6章 二十世紀の新たな物語
終章 物語は現代に続く

出版社・メーカーコメント

仏の国土である浄土に往生し、悟りをえて成仏を目指す浄土教。浄土宗、浄土真宗、時宗などが属し、現在信者数が最も多い。なぜこれだけ多くの信仰を集めたのか。本書は、物語の力に教えの広がりの源泉を見る。衆生を救うため誓いをたて阿弥陀仏になった法蔵菩薩の「法蔵説話」、家庭不和を主題とする「王舎城の悲劇」など経典に書かれた物語、法然や親鸞ら宗派の祖師伝を読み解きながら、その思想の本質に迫る。

著者紹介

岩田 文昭 (イワタ フミアキ)  
1958年生まれ。京都大学文学部哲学科(宗教学)卒業。同大学大学院文学研究科博士課程満期退学。1986‐87年ルーヴァン大学高等哲学研究所留学。京都大学博士(文学)。専攻は宗教学・哲学。現在、大阪教育大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)