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日蓮 「闘う仏教者」の実像

中公新書 2779

出版社名 中央公論新社
出版年月 2023年11月
ISBNコード 978-4-12-102779-5
4-12-102779-5
税込価格 924円
頁数・縦 201P 18cm

商品内容

要旨

地震や疫病、蒙古襲来など、激動の鎌倉時代を生きた日蓮。天台宗ほか諸宗を学び、三二歳で日蓮宗を開いて法華経の信仰を説いた。鎌倉を本拠に辻説法で他宗を攻撃して圧迫を受け、建白書『立正安国論』の筆禍で伊豆に、のちには佐渡に配流された。死をも恐れぬ「闘う仏教者」のイメージがある一方、民衆の苦しみに寄り添う姿も垣間見られる日蓮。自筆の書簡、数多くの著作をはじめ、史料を博捜して、その思想と人物像に迫る。

目次

第1章 立教開宗へ(安房に生まれる
貫名氏の出身 ほか)
第2章 立正安国への思いと挫折(鎌倉での日蓮
『守護国家論』 ほか)
第3章 蒙古襲来と他宗批判(念仏系寺院の展開と法難
伊豆配流 ほか)
第4章 佐渡への配流(文永八年の法難
教団の離散と改宗者の出現 ほか)
第5章 身延山の暮らし(日蓮赦免
身延入山 ほか)

出版社・メーカーコメント

蒙古が襲来するなど、激動した鎌倉時代を生きた日蓮。自筆の書簡、数多い著作ほか関係史料を博捜し、その思想と人物像に迫る。

著者紹介

松尾 剛次 (マツオ ケンジ)  
1954年(昭和29年)、長崎県に生まれる。東京大学文学部卒業後、同大学大学院に進む。東京大学文学博士。山形大学教授、東京大学特任教授、日本仏教綜合研究学会会長などを歴任。山形大学名誉教授。専門分野は日本中世史、宗教社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)