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グリーン戦争 気候変動の国際政治

中公新書 2807

出版社名 中央公論新社
出版年月 2024年6月
ISBNコード 978-4-12-102807-5
4-12-102807-4
税込価格 1,265円
頁数・縦 301P 18cm

商品内容

要旨

人類共通の課題、気候変動。各国はこれを解決すべく、温室効果ガスの排出削減を目標に掲げ2015年にパリ協定に合意した。しかし17年、トランプ米大統領が協定脱退を宣言。中国やインドなど新興国が条件闘争をはじめ、国際協調が動揺している。本書は米国、欧州、新興国の利害が錯綜する政治力学を、産業、貿易、金融、エネルギーの観点から解き明かす。激しい国家間対立の終結を目指して、世界、日本が進むべき道とは。

目次

第1章 米国のパリ協定脱退と復帰
第2章 削減目標外交の攻防
第3章 グリーン貿易戦争
第4章 金融と気候変動のグローバルガバナンス
第5章 エネルギーの脱炭素化と世界の分断
終章 日本と世界が進むべき道

出版社・メーカーコメント

人類共通の課題、気候変動。各国はこれを解決すべく、温室効果ガスの排出削減を目標に掲げて2015年にパリ協定を結んだ。しかし、翌年に米国大統領に選出されたトランプが協定脱退を宣言し、中国やインドなど新興国が条件闘争をはじめ、国際協調が頓挫しつつある。本書は米国、欧州、新興国、それぞれに錯綜する政治力学を、産業、貿易、金融、エネルギーの観点から解き明かす。世界、そして日本が進むべき道とは。

著者紹介

上野 貴弘 (ウエノ タカヒロ)  
1979年、東京都生まれ。2002年、東京大学教養学部卒業。04年、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻修士課程修了後、一般財団法人電力中央研究所に入所。現在、同研究所上席研究員。研究分野は地球温暖化対策。経済産業省及び環境省の各種検討会(カーボンプライシング、グリーン金融、移行金融など)の委員を務め、COPには通算16回参加。06〜07年、米・未来資源研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)