平成の経済政策はどう決められたか アベノミクスの源流をさぐる
中公選書 107
出版社名 | 中央公論新社 |
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出版年月 | 2020年5月 |
ISBNコード |
978-4-12-110107-5
(4-12-110107-3) |
税込価格 | 1,980円 |
頁数・縦 | 352P 20cm |
商品内容
要旨 |
21世紀最初の二〇年間の日本の経済政策は、財政健全化とデフレ脱却を追求し続けてきたといえる。そこでは次次に襲いかかる危機の克服に経済学の知恵が問われた。官邸主導で展開されたアベノミクスも例外ではない。小泉内閣以降、経済政策の立案に加わった五人の経済学者、伊藤隆敏、岩田一政、大田弘子、竹中平蔵、吉川洋の各氏との対談を通じて得た現場での議論を踏まえ、現在行われている政策の核心に迫り、今後の課題をあぶり出す。 |
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目次 |
序章 安倍内閣は小泉内閣と何が似ていて何が違うのか |
おすすめコメント
21世紀最初の二〇年間の日本の経済政策は、財政健全化とデフレ脱却を追求し続けてきたと言える。官邸主導で展開されてきた「アベノミクス」も突然生まれたわけではない。本書はその源流を小泉内閣期の経済財政諮問会議の議論に辿り、諮問会議の民間議員を務めた経済学者――伊藤隆敏、岩田一政、大田弘子、竹中平蔵、吉川洋の各氏の証言とともに、経済学に裏付けられた政策の実現がどこまで可能かを分析し、理論と現実のギャップをみる。