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「戦後」が終わるとき 日本は外交の言葉を取りもどせるか

中公選書 126

出版社名 中央公論新社
出版年月 2022年3月
ISBNコード 978-4-12-110126-6
4-12-110126-X
税込価格 1,870円
頁数・縦 260P 20cm

商品内容

要旨

安倍政権第一の遺産、それは「戦後」を終わらせたことだ―。二〇〇八年から一三年間、内外情勢の激動するなかで書き続けられた人気コラム「世界のかたち、日本のかたち」を集成。オバマ、トランプ、プーチン、習近平ら新たな指導者の登場により、世界は確実に更新されたが、積み残された課題は多い。米中の狭間で、日本が実力に相応しい地位を保つにはどうしたらよいのか。時代のうねりを読み、今こそ必要な「外交の言葉」を探る。

目次

1 政権交代前夜(国際的な影響力を高めよ
「中国の変化」を望む声 ほか)
2 民主党政権時代(鳩山氏の不思議な弁明
「重要な同盟関係」の深化 ほか)
3 安倍政権前期(日米同盟の目的を再確認せよ
尖閣の「よい」棚上げ ほか)
4 安倍政権後期(トランプ氏の最大の公約
アメリカニズムの正体 ほか)

出版社・メーカーコメント

日本の「戦後」とは何だったのか。「戦後」が終わったあとも、日本が世界のなかで実力にふさわしい地位を保ち続けるにはどうしたらよいのか――。冷戦後の激動する世界情勢のなかで発信し続けた名物時評「世界のかたち、日本のかたち」。日本の二度の政権交代、安倍政権、アメリカの国際的影響力の低下と中国の台頭……。今こそ必要な「外交の言葉」を探る。

著者紹介

坂元 一哉 (サカモト カズヤ)  
大阪大学名誉教授。1956年福岡県生まれ。京都大学法学部卒業。同大学院法学研究科修士課程修了。オハイオ大学歴史学部を経て、京都大学大学院法学研究科博士後期課程満期取得退学。博士(法学)。京都大学法学部助教授などを経て、大阪大学大学院法学研究科教授。2021年3月退官。著書に『日米同盟の絆』(サントリー学芸賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)