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加藤友三郎 政党政治を見透した軍人政治家

中公選書 158

出版社名 中央公論新社
出版年月 2025年4月
ISBNコード 978-4-12-110160-0
4-12-110160-X
税込価格 1,925円
頁数・縦 216P 20cm

商品内容

要旨

日清戦争では砲術家、日露戦争では連合艦隊参謀長として名望を集めた加藤友三郎。第一次世界大戦期には8年にわたり海相を務め、巨大な「八八艦隊」作りに奔走する。だが大戦後、ワシントン会議に全権として参加すると、軍縮支持へと真反対に舵を切る。首相就任後は、軍縮推進、普選を支持したが病に倒れた。本書は、世論や政党政治の台頭を理解し、戦前唯一、国際的視野から軍部大臣への文官任用さえ模索した軍人政治家の生涯を描く。

目次

第1章 海軍軍人への道程
第2章 日清・日露戦争への出征―連合艦隊参謀長へ
第3章 八八艦隊予算の獲得へ―海軍の利益追求
第4章 ワシントン会議全権―一九二一〜二二年
第5章 軍部大臣改革を目指す―帰国後、海相として
第6章 内閣総理大臣としての一年二ヵ月

出版社・メーカーコメント

日清戦争では砲術家、日露戦争では連合艦隊参謀長として名望を集めた加藤友三郎。第1次世界大戦期には8年にわたり海相を務め、巨大な「八八艦隊」作りに奔走する。だが大戦後、ワシントン会議に全権として参加すると、軍縮支持へと真反対に舵を切る。首相就任後は、軍縮推進、普選を支持したが病に倒れた。本書は、世論や政党政治の台頭を理解し、戦前唯一、国際的視野から軍部大臣への文官任用さえ模索した軍人政治家の生涯を描く。’日清戦争では砲術家、日露戦争では連合艦隊参謀長として名望を集めた加藤友三郎。第1次世界大戦期には8年にわたり海相を務め、巨大な「八八艦隊」作りに奔走する。だが大戦後、ワシントン会議に全権として参加すると、軍縮支持へと真反対に舵を切る。首相就任後は、軍縮推進、普選を支持したが病に倒れた。本書は、世論や政党政治の台頭を理解し、戦前唯一、国際的視野から軍部大臣への文官任用さえ模索した軍人政治家の生涯を描く。

著者紹介

手嶋 泰伸 (テシマ ヤスノブ)  
1983年宮城県生まれ。2006年東北大学文学部卒業。11年同大学大学院文学研究科博士課程後期修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員、東北学院大学非常勤講師、国立高専機構福井工業高等専門学校講師などを経て、龍谷大学文学部准教授。専門は日本近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)