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大人のための儒教塾

中公新書ラクレ 635

出版社名 中央公論新社
出版年月 2018年11月
ISBNコード 978-4-12-150635-1
4-12-150635-9
税込価格 924円
頁数・縦 267P 18cm

商品内容

要旨

儒教といえば、四角四面、堅苦しいイメージ。それは江戸時代以来、倫理道徳を強調した朱子学の影響にほかならない。しかし、儒教には、私たちに身近なもう一つの側面がある。たとえば、お墓、位牌、仏壇、そしてお盆やお彼岸といった先祖供養…。これらは本来の仏教ではなく、儒教に由来するものだ。儒教の歴史と展開を辿り、家族のあり方、冠婚葬祭、老後や死の迎え方など、日本人に深く根ざす、儒教のほんとうの姿をやさしく説く。

目次

はじめに―まず入塾テスト
第1章 儒教はこうして生まれた
第2章 儒教はすぐそばに
第3章 儒教の深さ―宗教性
第4章 儒教の強さ―道徳性
第5章 現代人と儒教と―人生百年時代の生きる知恵

おすすめコメント

古来、農耕民族として生きてきた日本人には、祖先を敬い、互いを尊重し、助け合うという文化が根付いていた。そのあり方は、儒教の思想と深く親和してきた。本書は、儒教を歴史的に繙きながら、家族のあり方や冠婚葬祭、死の迎え方、祖先との向き合い方、老後の備えなど、儒教に学び、儒教を生かす、知恵とヒントをやさしく解説する。

著者紹介

加地 伸行 (カジ ノブユキ)  
1936年(昭和11年)、大阪市生まれ。1960年、京都大学文学部卒業。大阪大学名誉教授。文学博士。専攻は中国哲学史。2008年、第24回正論大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)