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中国「コロナ封じ」の虚実 デジタル監視は14億人を統制できるか

中公新書ラクレ 748

出版社名 中央公論新社
出版年月 2021年12月
ISBNコード 978-4-12-150748-8
4-12-150748-7
税込価格 924円
頁数・縦 222P 18cm

商品内容

要旨

中国が権威主義体制のもと、いちはやく「コロナ封じ込め」に成功したことは、日本で民主主義体制への懐疑さえ生じさせた。だが、中国の本質は「上に政策あれば下に対策あり」と言われる「デマ大国」であり、ゲテモノ食一つすら取り締まれない。宿年の課題を克服するためのツールが、本書が検証するデジタル・監視・大動員なのだ。習近平体制のもと「健康帝国」へと突き進む中国の深層を、気鋭のジャーナリストが探る。

目次

第1章 14億人を封じ込めた大動員(コロナ直下の中国
ロックダウンと大動員
誰が人々を監視したのか)
第2章 デジタルに導かれる人々(大動員を可能にしたもの1 デジタル動員
大動員を可能にしたもの2 本人確認
大動員を可能にしたもの3 データ共有 ほか)
第3章 デマと迷信を乗り越えて(中国のデマ対策
中国世論統治の歴史)
第4章 摩天楼と城中村

出版社・メーカーコメント

中国が権威主義体制のもと、いちはやく「コロナ封じ込め」に成功したことは、日本で民主主義体制への懐疑さえ生じさせた。だが、中国の本質は「上に政策あれば下に対策あり」と言われる「デマ大国」であり、ゲテモノ食ひとつすら取り締まれない。宿年の課題を克服するためのツールが、本書が検証するデジタル・監視・大動員なのだ。習近平体制のもと「健康帝国」へと突き進む中国の深層を、気鋭のジャーナリストが探る。を、気鋭のジャーナリストが報告する。

著者紹介

高口 康太 (タカグチ コウタ)  
1976年千葉県生まれ。千葉大学大学院人文社会科学研究科博士課程単位取得退学。中華人民共和国・南開大学に中国国費留学生として留学。中国の社会、経済・企業、ネット事情などに精通し、『文藝春秋』『ニューズウィーク日本版』「ニューズピックス」などに寄稿している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)