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事務次官という謎 霞が関の出世と人事

中公新書ラクレ 794

出版社名 中央公論新社
出版年月 2023年5月
ISBNコード 978-4-12-150794-5
4-12-150794-0
税込価格 1,012円
頁数・縦 270P 18cm

商品内容

要旨

事務次官は、同期入省の中から三十数年かけて選び抜かれた者だけが座れる「社長」の椅子。だが近年、セクハラ等の不祥事で短命化が進む。省庁の幹部が政治家に忖度しているとの批判も絶えない。ブラックな労働環境、志望者減、若手の退職者増など、“頂点”から“裾野”まで官界に異変が広がる。次官はどうあるべきか?証言を集め、歴史や法をひもとき、民間や海外と比較するなど徹底検証。霞が関を取材し尽くす生涯一記者ならではのネタ満載。

目次

プロローグ 霞が関の「聖域」
1章 その椅子のあまりに軽き―相次ぐ次官辞任劇の深層
2章 「名誉職」に過ぎないのか?―古今の事例にみる次官の役割
3章 社長と次官―「組織の長」を比較する
4章 冬の時代―先細る天下り先、激減する志望者
5章 内閣人事局の功罪―幹部人事はどうあるべきか
6章 民間と女性の力―改革なるか人事院
エピローグ―「失敗の本質」

出版社・メーカーコメント

次官は、同期入省の中から三十数年かけて選び抜かれた者だけが座れる「社長」の椅子。だが近年、セクハラ等の不祥事で短命化が進む。省庁の幹部が政治家に忖度しているとの批判も絶えない。ブラックな労働環境、志望者減、若手の退職者増など、“頂点”から“裾野”まで官界に異変が広がる。次官はどうあるべきか? 証言を集め、歴史や法をひもとき、民間や海外と比較するなど徹底検証。霞が関を取材し尽くす生涯一記者ならではの極上ネタ満載。

著者紹介

岸 宣仁 (キシ ノブヒト)  
1949年埼玉県生まれ。経済ジャーナリスト。東京外国語大学卒業。読売新聞経済部で大蔵省や日本銀行などを担当。財務省のパワハラ上司を相撲の番付風に並べた内部文書「恐竜番付」を発表したことで知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)