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人生、上出来

中公新書ラクレ 837

出版社名 中央公論新社
出版年月 2025年3月
ISBNコード 978-4-12-150837-9
4-12-150837-8
税込価格 990円
頁数・縦 258P 18cm

商品内容

要旨

1976年、月刊誌『婦人公論』で対談連載をはじめた樹木希林さん。渥美清、中村勘九郎、つかこうへい、いかりや長介ら人気ゲストの女性観に対して、「樹木希林の男を見る目」はビビッド。相手をたじろがせつつも、晩年の達観した生き方へとつながる言葉を紡いでゆく。この前年から夫・内田裕也氏と別居がはじまり、その状況下で妊娠・出産。自身のライフイベントも重なった。2019年刊行『心底惚れた 樹木希林の異性懇談』に、生前未発表のインタビューを増補。長く別居生活を続けた夫との特殊な夫婦関係に対する胸中が率直に語られ、結婚観の終着点が見てとれる。

目次

渥美清 女もつらいネ
中村勘九郎 はたちの恋
草野心平 生きるスタイル
萩本欽一 結婚ドンといけないわけ
田淵幸一 女の振り回し方
金原亭馬生 下町風娘の躾け方
つかこうへい 企みに賭ける劇作家
山城新伍 妻に惚れてる男の中身
いかりや長介 四十男の大問題
山田重雄 バレー監督の女性操縦法
米倉斉加年 妻と夫の危険な関係
荒畑寒村 三人の妻の思い出
四十年後の結婚観 樹木希林 夫婦を語る

出版社・メーカーコメント

樹木希林さんが見つめた男と女、夫婦、家族。度肝を抜く言葉のジャブ、間を詰めて相手の本心を引き出す才知。稀代の男たちとの伝説の対談『心底惚れた』に、生前未発表「夫婦の最後を語る」インタビューを収録

著者紹介

樹木 希林 (キキ キリン)  
女優。1943(昭和18)年1月15日東京生まれ。女優活動当初の名義は悠木千帆、77年に樹木希林と改名。61年文学座附属演劇研究所に入所、テレビドラマ『七人の孫』で森繁久彌に才能を見出され、『時間ですよ』『寺内貫太郎一家』『ムー』などの演技で人気女優に。2008年に紫綬褒章、14年に旭日小綬章を受章。61歳で乳がんにかかり、70歳の時に全身がんであることを公表した。18年9月15日逝去、享年75。夫はロックミュージシャンの内田裕也(19年3月17日逝去)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)