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道頓堀の雨に別れて以来なり 川柳作家・岸本水府とその時代 下巻

中公文庫

出版社名 中央公論新社
出版年月 2000年11月
ISBNコード 978-4-12-203741-0
4-12-203741-7
税込価格 1,210円
頁数・縦 465P 16cm
シリーズ名 道頓堀の雨に別れて以来なり

商品内容

要旨

大阪の川柳結社「番傘」を率いた岸本水府と、川柳に生涯を賭けた盟友たち…。川柳への深い造詣と敬愛で、その豊穣、肥沃な文学的魅力を描き尽す伝記巨篇。川柳を通して描く、明治・大正・昭和の人びとの足跡。著者渾身のライフワーク完結。泉鏡花文学賞・読売文学賞受賞作。

目次

第7章 ぬぎすててうちがいちばんよいという―昭和の戦雲(墨汁は昭和維新の雫する―風雲急に
句は世相世相いくさのほかになし―夢路原爆死・敗戦)
第8章 盃は淋しからずや友かわる―「番傘」復刊(爪赤く染めて自由の民となり―恋ひとすじ祝平・照子
見る人に星はつめたくあたたかく―水府の苦境)
第9章 金扇の父、銀扇の母、忘られず―ありがとう川柳(かんと煮、当百さんと酔うて出る―橋の雨)