• 本

王手

中公文庫

出版社名 中央公論新社
出版年月 2003年2月
ISBNコード 978-4-12-204168-4
4-12-204168-6
税込価格 755円
頁数・縦 286P 16cm

商品内容

要旨

「私の場合は、将棋指しだから、すべてものごとを、将棋をとおして、みる。人事百般を、盤上の形勢におきかえてみるわけだ」―人生の達人でもあった不世出の棋士・升田幸三が、鋭い観察眼と歯に衣着せぬ語り口で、人事百般を斬る。ここ一番の勝負哲学と珠玉の人生哲学がちりばめられた痛快な大放談。

目次

第1章 処世のすべ(一途がいい
思いやり ほか)
第2章 王手(隙
プロ ほか)
第3章 わが家の系譜(かけごと好き
念力 ほか)
第4章 勝負師たち(棋士と棋風
“攻め”と“受け” ほか)
第5章 人さまざま(“清潔”じゃ一番
“聞く耳”を持つ ほか)

著者紹介

升田 幸三 (マスダ コウゾウ)  
大正7年、広島生まれ。十四歳で家を出、木見金治郎名人に入門する。昭和27年、木村義雄名人を破り王将位獲得。昭和31年には大山康晴名人に対し「名人に香車を引いて勝つ」という将棋史上空前絶後の記録を残す。昭和32年、名人位を獲得し、史上初の三冠達成。ライバル大山との数々の名勝負をとおして「大山升田時代」と呼ばれる一時代を築く一方で、「新手一生」を掲げ常識を覆す独創的な新定跡を次々と創作していった。平成3年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)